「薄さ競争」激化!ケータイ業界の戦いは続く
ソフトバンクモバイルが発売した「The PREMIUM SoftBank 821SH」
薄さでしのぎを削っているといえば、もっとも激しいのは携帯電話業界かもしれない。
auブランドを展開するKDDIは2007年11月に「厚さ15.4ミリのスリムなワンセグケータイW53K」を発売した。製造は京セラ。薄いケータイはほかにもあるが、ワンセグでテレビも見ることができるケータイとして薄いぞ、というわけだ。
しかし翌12月、今度はソフトバンクモバイルが、厚さ約12.9ミリのケータイ「The PREMIUM SoftBank 821SH」(シャープ製)を「世界最薄のワンセグケータイ」として売り出した。今のところ折りたたみ型のワンセグケータイとしては世界最薄だという。
そのさらに次の月の08年1月、NTTドコモは「世界最薄の防水携帯電話」をうたった「F705i」(富士通製)を発売した。その厚さは13.7ミリで、防水ケータイとしては一番薄いとアピールしている。
ワンセグや防水などの機能を盛り込みつつ、いかにスリム化して持ち運びやすくするか。それは携帯電話の永遠の課題といえる。今後も携帯電話の「薄さ競争」は続き、「世界最薄の○○ケータイ」と名乗るケータイが次々と登場してくることだろう。