毎日、毎日、企業からは「次のWii」や「次のビリーズブートキャンプ」を目指して、無数の新商品が発売される。J-CASTモノウォッチではその中から面白そうな商品を選んで紹介しているが、1週間もすればすぐに100件を超えてしまって、「なにがなんだか訳が分からない」状態だ。そこで、編集部が厳選した「注目商品」をまとめて取り上げてみたい。
「世界最大」のディスプレイと「世界最速」のデジカメ
松下電器「150型の超大型高精細プラズマディスプレイ」
新年に入って目立つのは、デジタル製品の大きな発表が続いていることだ。特に大きな注目を集めたのは、松下電器の「150型プラズマディスプレイ」。等身大の人物を投影できる特大サイズで、今のところ世界最大だという。たしかに、女性と並んで置かれたディスプレイの写真を見ると「デカい」と思わずにはいられない。ただ、「商品化は未定」というのがちょっと歯がゆい。
その松下電器が1月25日から発売するデジタルビデオカメラ「HDC-HS9」も目を引いた。セールスポイントは、人物のシミやシワを自動補正してくれる「おまかせ顔認識」機能を世界で初めてで搭載したことだ。そこまでやるかという気がしないでもないが、実際にどれぐらい「補正」してくれるのか興味がわく。
実用性という点では、カシオの「秒速60連写のデジカメ」に魅力を感じる。1秒間に60枚の連続撮影ができれば、ビデオカメラのような感覚で写真を撮ることができるだろう。シャッターチャンスをあわせるという意識も必要なくなってしまうのかもしれない。実際にどんな写真が撮れるのか、手にとって試してみたいカメラだ。
フェラーリの「189万円自転車」にため息
コルナゴが発売したレース用自転車「フェラーリ60周年記念モデル」
最近は異なる業種の会社や有名人がタッグを組んで「コラボ商品」を発売するのが流行っているが、ため息が出そうになったのは、イタリアの高級自動車メーカー、フェラーリと同国の名門自転車メーカー、コルナゴがコラボレーションして作った「フェラーリ60周年記念モデルの高級自転車」だ。価格はなんと189万円。普通なら自動車が買える値段だが、フェラーリだと自「転」車になってしまうのだ。
コラボといえば、多いのが食べ物。東洋水産はYahoo! JAPANと共同で、「マルチャン即席めん」の新商品を開発した。味のコンセプトやスープ、具材などのアイデアをネット上で募集。投票結果を参考にして豚骨スープと鶏白湯スープの2商品を新たに発売する。07年12月にエースコックがmixiと共同開発した「つゆ焼きそば」は評判がいまいちだったが、こちらのコラボ商品の味はどうだろうか?
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
バンダイ、山崎製パン「ゲゲゲの鬼太郎パン」
ほかにもコラボ商品としては、山崎製パンとバンダイが開発した「ゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこサンド」やしょこたんこと中川翔子さんがプロデュースした「スカシカシパン」などがある。どちらが美味しいのか食べ比べてみたい気もするが、有名人や人気キャラの名前を借りただけの「企画倒れ」に終わらないことを祈りたい。