家紋の「進化」は続いていく
「366日の花個紋」で紋を選べる水晶印鑑。価格は1万2000円(送料、加工費、税込み)
家紋は、平安時代の貴族が持ち物に付けた紋様がルーツだといわれる。牛車や装飾品が自分のものであることを証明するために「紋」をつけ、しだいにそれが世襲されるようになったのだ、と。
その後、家紋は日本だけでなく、海外にも広がった。あの有名なルイ・ヴィトンのモノグラムも、ジャポニズムや万国博覧会にわいた19世紀のパリで、家紋を参考に誕生したという。
個人が自ら情報を発信する時代、「家紋」あるいは「個紋」は、ファッショナブルな進化を繰り返しながら、身近な表現手段として注目され続けるだろう。