「東京ボーズコレクション」 7宗派のお坊さんが仏教PR

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   日蓮宗や臨済宗など異なる宗派のお坊さんが一堂に会して「パイプオルガン法要」や「お経ラップ」を繰り広げるイベント「東京ボーズコレクション」が2007年12月15日、東京都中央区の築地本願寺で開かれる。普段お坊さんと接する機会がない人にも仏教の世界に親しんでもらい、各宗派やお坊さんの魅力を知ってもらおうというイベントだ。

「前代未聞」のコラボレーション法要

「東京ボーズコレクション」の斬新なポスターは有名デザイナーの奥村靫正さんがデザインした
「東京ボーズコレクション」の斬新なポスターは有名デザイナーの奥村靫正さんがデザインした

   目玉は、12時すぎから始まる予定の東京ボーズコレクション法要「世界の平和を願う」だ。天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗という7つの宗派の僧侶38人が集結。それぞれの宗派独特の僧衣を身にまとって、順番に「輪唱」のような形で声明(しょうみょう)を詠み上げる。

   代表的な僧侶が集まって、一緒に法要するという「前代未聞のイベント」(東京ボーズコレクション実行委員会)だ。法要の最中にパイプオルガンの演奏が入るというのもユニーク。この法要の模様は、東京ボーズコレクションのホームページでストリーミング中継される。

   また11時からは、現役僧侶の「お経ラップ」とダンスや語りがコラボレーションした「プンダリーカ・ライブ」が開催される。仏教とのつながりが強いといわれる芥川龍之介の小説「杜子春」をダンスとラップという現代的なパフォーマンスで表現する。

   そのほか、各宗派の法衣と仏壇、法具を一度に展示する「各宗派の僧衣と仏具コレクション」や、タレントの永六輔さんと尼僧の青山俊董さんによる講演「佛教とはなんだ!!」など、多彩なイベントが開催される。

   入場無料。ただ、予想以上に反響が大きく、当日もかなりの入場者が見込まれる。東京ボーズコレクション実行委員会は「ここ2、3日は、問い合わせが急増している。状況によっては入場制限をする可能性もある」としている。当日の混雑状況については、同イベントのホームページに掲載する予定だという。

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