読書派にはシャープ製ケータイがおすすめ!?
筆者自身はソフトバンクのシャープ製ケータイで青空文庫を読んでいる。テキストの縦書き表示可能な「ブンコビューア」を内蔵しているので、特別な作業はいらない。PCで作品をまとめてダウンロードし、ケータイ(のSDカード)に放り込んでおく。
この読書環境、けっこう快適なのだ。フォントはわりと綺麗で読みやすく、文字サイズは大中小の3段階で、メインの中サイズ時には1行20字で表示できる(画面サイズは240×400)。さらに、ルビ表示や禁則処理、レジューム(しおり)機能もあって、ページを"めくる"のも簡単。シャープのケータイは読書関係の機能が充実しているようだ。
筆者のケータイには音楽機能もついている。これは専用プレーヤーと比べてまるで不便だし、音もイマイチで役に立たない。しかし、小説テキストとケータイのコンビは――あまり注目されないが――実用領域に達している。そのうち、女子中高生だけでなく、大人もケータイで小説を読む時代がくるかもしれないと思う筆者であった。
虎古田・純