お風呂に入れるとシュワシュワと泡を出しながら溶けていき、アンパンマンやエビフライやサンタクロースが現れる。そんなユニークな入浴剤が次々と登場している。バスタイムを楽しくするグッズとして小さな子供や若い女性に人気の「入浴玉」。近頃は「クリスマスのプレゼントに・・・」と男性客の注目も集めている。
「お風呂嫌いな子供にも喜んでもらえるように」
レモン色の「入浴玉」が溶けるとエビフライやチョコドーナツやポテトフライが現れる
玩具雑貨販売のウィズランド(東京都中央区)は2007年12月10日から、「揚げ物」をモチーフにした新感覚の入浴剤をコンビニやスーパーマーケットなどで発売する。「お料理気分♪ふろずきんチャンのたのしーバスタイム」と名づけられた新商品は、直径5~8センチの饅頭のような形。お湯の中に入れると泡が出て溶けていき、泡の中からエビフライやアメリカンドッグ、チョコドーナツなどの「揚げ物フィギュア」が登場する。
お風呂嫌いな子供にも喜んでもらえるように、子供に人気の揚げ物5種類を選んだ。
「入浴剤には発泡するタイプもいろいろありますが、泡の出方が『揚げ物っぽいよね』ということで企画しました。揚げ物は子供も大好きなので、それに特化したものを出せば子供が喜ぶのではないかと考えました」
とウィズランドの広報担当者は語る。
主なターゲットは幼稚園から小学校の子供とその親。親子の"風呂コミュニケーション"を促進するのに役立ちそうなニュータイプの入浴剤だ。販売価格は1個367円で、1年間で50万個の販売を計画している。