ジッポーの「カイロ」も売れている
ZIPPO社のハンディウォーマー。エコに関心のある男性から支持を集める
一方、暖房関連で、07年になって売れ行きを伸ばしているものが「カイロ」だ。外に持ち歩けるカイロは、しばらく使い捨てタイプが人気を得ていたが、ここ最近は繰り返し使えるタイプのカイロが売れ始めている。
中でも人気は、オイルライターのジッポー(ZIPPO)の「HANDY WARMER」(4200円)だ。そのブランドイメージとあいまって男性を中心に売れているが、正規輸入代理店のマルカイコーポレーションの担当者によると「今年は例年になく売れ行きが早い」という。一度注油すると24時間発熱し、また燃料もジッポーのライターと同じという点が支持されているのだろう。「繰り返して使えて環境に優しいという点を評価する男性が増えたのだろうと分析しています」(同担当者)
湯たんぽと違って、同商品の燃料はオイル。そこで気になるのがオイル代だ。原油の高騰に合わせて値上がりすることもあるのだろうか? 「いえ、原油高といってもオイルの値段をしばらく上げるつもりはございません」(同担当者)。
湯たんぽにカイロ。この冬を暖かく過ごすために、こうした従来の逸品を見直してみてはいかがだろうか。