前年上回るペース「早くも完売しそうな勢い」
コラゾンが運営する「e-湯たんぽ.com」ではオリジナル中心の他、昔ながらの湯たんぽも販売
ゴム製湯たんぽは、一見すると高熱を出したときに使用する氷枕のような形状。やわらかく、カバーをかければ手触りもよいので、リラックス効果も期待できそうだ。イギリスの標準規格で作られ、保温力も高いという。
そのデザイン性から再び注目を浴びることになった湯たんぽだが、あらためて機能性を見直してみると今の時代にこそ向いた商品といえそうだ。
まずその経済性。原油高の昨今、灯油の高騰で暖房費も向上しているが、湯たんぽならガス代こそかかるものの、お湯を入れるだけで朝までホカホカだ。また、ヒーター類のように空気が乾燥することもないし、繰り返し使えるという点や電気代が不要な点はエコやロハス志向の時代にもぴったり。他にも持ち運びができたり、朝も使い終わった温かいお湯で顔を洗えるなど、メリットはまだまだある。
コラゾンでは、06年度のシーズンは1万6000個を売り上げたが、07年度は2万1000個を予定。07年11月末の時点で前年を上回るペースで売れている。「このままいくと早くも完売しそうな勢いです」(同)という。
地球に、体に、そしてサイフに優しい。湯たんぽが再び各家庭に広まる日が来るのも近いかもしれない。