老舗のBOSEは「ファーストクラス」だ
ビクターのHP-NC80は、低価格帯の代表的な機種。上部は折りたためる
いまや百花繚乱のNCブームのなかにあって、NCの先駆けであり、その存在を世に知らしめたのは音響機器メーカーのBOSE(ボーズ)社だ。革新的な技術を積極的に導入することで有名な同社のQuietComfort(クワイアットコンフォート)シリーズは、騒音低減の性能に定評があり、JALなどのエアラインでファーストクラス用のヘッドホンに採用されている。
約1年前に発売された最新機種の「QuietComfort3」。重量が150gと小型軽量なのが特徴で、一見して、細部まで注意して造られたという印象を受ける。耳当てを載せたときの付け心地は軽く、圧迫感が少ない。電源は専用のリチウムイオンバッテリーで、本体から取り外して充電する。
本体をコンパクトに収納できるキャリングケースや、飛行機内の座席のオーディオジャック対応アダプターが付属するなど、至れり尽くせりといったところ。だがお値段も4万7250円と決して安くはない。販売は直営店やオンラインショップなど、基本的に直販のみのワンプライス。なお、2008年1月20日までのAutumn&Winterキャンペーンとして、通常5000円弱の予備バッテリーパックをプレゼント中だ。