初音ミクの意外な「弱点」
初代VOCALOIDの「MEIKO」。キャラクターとしての個性はミクよりも薄い
「初音ミク」の心臓部、言わば“本体”にあたる「VOCALOID」だが、実は、かなり以前から市場に存在している。初代VOCALOIDを採用した、ミクの姉「MEIKO」がクリプトンから発売されたのは2004年。その後の「VOCALOID2」では、新しい信号処理手法が導入されるなど改善がなされたという。MEIKOの音声とくらべると、やはり「2」のミクのほうが自然で、進化のほどがうかがえる。
ところで、VOCALOIDには意外な弱点があった。歌声の合成に特化しているため、人間のように「喋る」ことは苦手なのだ。ニコニコ動画やYouTubeではその様子も聞くことができるが、平常の歌いっぷりからは想像できない悲惨さなのだ。
虎古田・純