「いえそばサークル」に700人以上が登録
「いえそば」は実売価格で1万円ほど。そば粉は別売りとなる
ただし、ユーザーの作業、負担部分も案外に多い。くくり(生地を手で練る)や、生地に打ち粉を振ることは、「いえそば」にはできない。本体は横に縦にと置き方を変え、付属のハンドルやローラー、カッターの付け外しの作業をしなければならない。とはいえ、「大人の趣味」ならば、それらも玩具と戯れるように楽しむ余裕があっていいのかもしれない。むしろ、ほどよく自動化されていると見るべきか。
くくりの作業や、使用するそば粉、気温、湿度などによって、そばの出来上がり具合は変わる。そば粉と小麦粉の割合は6:4が基本だが、慣れれば二八そば(小麦粉2割、そば粉8割)や茶そばなどもつくれるという。「コツを掴めば、より美味しくできる」という趣味性がさらに大人心をくすぐる。オフィシャル・サイト上にはユーザー同士が情報交換できる「いえそばサークル」がオープン。すでに700人以上が登録済みだ。
波木史郎