卓球選手がファッションショーに登場
卓球が「ブーム」として、話題になったことが過去にもあった。2000年には、俳優の山崎努さんと豊川悦司さんが卓球を打ち合う様を高速度撮影したサッポロのCMや福原愛選手が話題になったほか、「渋谷卓球倶楽部」や神宮バッティングセンターに卓球場が併設された。松坂慶子さん主演の「卓球温泉」(1998)、窪塚洋介さん主演の「ピンポン」(2002)といった映画も公開されて、さらに「ブーム」をあおるかたちになった。
最近では四元奈生美選手が2007年1月に"おしゃれ"なドレス風のユニフォームを着て登場。その後、四元選手はテレビ番組に数多く出演しているほか、07年9月に開催された世界初の卓球着のファッションショーに登場するなど、元来の「卓球」のイメージを"おしゃれ"に変えることに貢献している。
ある卓球業界関係者は、
「北京オリンピックには福原愛を含めて少なくとも3~4人の日本人選手が出場する可能性があり、注目されるだろう。四元は実績の点でも評価は高いが五輪は出られない。しかし、話題づくりの面で大きく貢献してくれている」
と話す。
人気女性ファッション誌「CanCam」12月号に掲載された「モテ子」「ブス子」特集では、「卓球部」は「ブス子」に分類されている。卓球の「おしゃれ化」が進む中、「モテ子」に分類される日も近いのかもしれない。