競争が過熱すれば、新しいモバイル時代が拓ける!?
残りの大手2社は、いまのところ静観の構え。電話料金プランについては、ドコモに即座に対抗策を取ってきたソフトバンクモバイルも「しかるべきタイミングでサービスを提供していく」と消極的だ。思い返せば、ソフトバンクも「日本にブロードバンドを実現する」と言って、ADSLに傾倒した企業だったが、モバイルとなると話が違うようだ。
イー・モバイルが火をつけ、ドコモが油をかけたモバイル・ブロードバンドのムーブメント。しかし、モバイル自体がビジネス用途中心という性質もあってか、固定ブロードバンドのように一気に燃え広がるには至ってない。現状ではイー・モバイルがベターな選択だが、あと一声、欲しい。端末機器を含めて価格・サービスがもう一歩階段を上れば、筆者も含め、ビジネス以外の新規ユーザーもどっとなだれ込んできそうに思えるのだが、さてどうだろうか。
虎古田・純