『ものづくりワールド【大阪】2024』に出展された、半導体ひずみセンサ「STREAL(ストリアル)」を取材

インテックス大阪で開催された「第27回ものづくりワールド【大阪】」において、物体の変化量を測定するためのセンサ「半導体ひずみセンサ STREAL」を出展した株式会社グローセルに、ひずみセンシング技術等についてお話を伺いました。

株式会社グローセルは1954年に設立され、商社でありながらメーカー機能を併せ持ち、自社ブランドの半導体ひずみセンサSTREAL(ストリアル)の設計から販売を一貫して行っている半導体商社です。

– ものづくりワールドの結果や反響はいかがでしたか

2024年10月2日(水)-10月4日(金)の3日間開催された『ものづくりワールド 【大阪】』は、IT、DX製品、部品、設備、装置、計測製品等を扱う企業が出展する展示会です。10の専門展で構成され、STREALは「計測・検査・センサ展」に出展しました。
当社のブースには685名のお客様に来場いただきました。会期後も多くのお問合せを頂いており、大盛況の結果となりました。

– 半導体ひずみセンサSTREAL(ストリアル)について教えてください

半導体ひずみセンサ「STREAL(ストリアル)」は、物体の変化量を測定するためのセンサです。このセンサには半導体チップが内蔵されており、外部からの力がかかると電気抵抗が変わる仕組みを利用して、ひずみを検出します。


近年、IoTなどの技術が急速に発展し、様々な分野で製品の高機能化が進んでいます。
IoTの分野では、多くのデータ収集と分析を行い、適切な動作を行うことが求められます。そのデータ収集に大きく活躍するのが、センシング技術となります。高精度・超小型・低消費電力を実現したSTREAL(ストリアル)はこれまでの課題である組み込みを実現しました。

– 半導体ひずみセンサSTREAL(ストリアル)の特長を教えてください

①「高精度」
物体の微小なひずみを1με(マイクロストレイン)の精度で計測出来ます。(1με=1㎞の物体が1mmの伸び縮みする変化量) 

②「超小型」
従来のひずみ計測システム(外付けのアンプなど)を2.5㎜角の半導体チップに集約、お客様でハンドリングしやすいモジュール形状にしました。
外付け部品が不要でひずみデータを出力できるので今までひずみゲージでは実現出来なかったお客様の機器に組み込んで使用することが可能です。

③「低消費電力」
半導体回路の中にひずみを検知する抵抗部分のほかに温度センサ・ADコンバータ、また設定条件を保持するメモリを内蔵。
消費電力=3mWで動作でき、電池での動作を実現しました。

– 半導体ひずみセンサSTREAL(ストリアル)はどんなものに使われているのでしょうか?

金属加工時のひずみを見える化するSTREAL内蔵バイトホルダ(住友電気工業(株)様)をはじめ、STREALは電動アシスト自転車、鉄道レール、金型、酒蔵など幅広い分野で採用されております。

革新的なひずみセンシング技術で、製品に新たな価値を提供いたします。ご興味ある方はぜひお問合せください。

取材協力:
株式会社グローセル
取締役社長 上野武史
https://www.glosel.co.jp/

配信会社から提供を受けたコンテンツやプレスリリースを原文のまま掲載しており、J-CASTニュースが制作した記事ではありません。お問い合わせは配信会社・プレスリリースの配信元にお願いいたします。