またまた『プールの水・約28時間出しっ放し』 市立小学校教頭止め忘れ! 「約50万円」の損害発生…

川崎市教育委員会は29日、市立大島小学校で、教頭がプールの水を止め忘れる事故が発生したと公表。

消防用水のために…

市教委によると、昨年12月6日正午ごろ、教頭が災害時に使用する消防用水のために、プールで注水を開始。

(画像:イメージ)

その後、教頭は遠足の付き添いに出かけた。

なお、プールが満水になるまで、約10時間かかることを教頭は認知。

約28時間出しっ放し

しかし、学校に戻った教頭はプールの止水をせず、6日午後7時45分ごろ退勤した。

プールに注水していることを、すっかり忘れていたという。

(画像:イメージ)

また、他の教諭にも注水していることを伝えていなかった。

翌日の7日(土)、サッカーチームの保護者が学校にやってきた際に、プールの水があふれていることを発見。

学校に連絡し、教務主任から依頼を受けた保護者が、午後4時半ごろ水を止めた。

今回は損害賠償請求行わず

流失してしまった水量は、小学校のプール約1.7杯分で、損害額は50万9,478円。

川崎市の小学校では一昨年も、6日間プールの水を出しっ放しにしたため、190万円の損害が発生した。

当時は、その半額を教諭と校長に弁済させたことから、批判も多く上がった。

(画像:川崎市役所)

今回、市教委は教頭の過失と校長の指示不足が、事故原因と判断したが、損害賠償請求は行わない。

教育長が謝罪

川崎市の小田嶋教育長は「この度の市立小学校のプールにおける水の流出事故により、市に損害を与えてしまったことに対しまして、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

今後は、自動止水装置のない学校プールについて、止水装置の整備を検討・実施する。

また学校の水泳授業に、民間活力のさらなる利用を検討していく方針。

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