萩原健一さん
2019/03/29 10:26
印刷
俳優だけじゃない、「ボーカリスト」ショーケンを知ってくれ 遺作シングルで見せた「原点回帰」
ショーケンこと歌手で俳優の萩原健一さんが2019年3月26日、GIST(消化管間質腫瘍)のため都内の病院で死去していたことが28日明らかになった。68歳だった。
テレビドラマ「傷だらけの天使」(日本テレビ系)や映画「いつかギラギラする日」など俳優として数多くの名作に出演した萩原さん。俳優としての経歴が目立つが自身の原点となった「ボーカリスト」としての活動も続けていた。
17歳でデビュー、GSのトップスターに
萩原さんのキャリアスタートはグループ・サウンズの代表的なバンドとして名高い「ザ・テンプターズ」だった。17歳でデビューし「エメラルドの伝説」やメンバーの松崎由治さんが作詞作曲を手がけた「神様お願い!」などヒットを連発した。そうした中、英バンド「ザ・ローリング・ストーンズ」などのカバー楽曲もコンサートで披露。ライブ盤「ザ・テンプターズ・オン・ステージ」ではアイドル的な人気と裏腹に疾走感あふれる演奏と萩原さんの自由で猛る歌唱が記録されている。