市原悦子さん

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市原悦子さん死去82歳 「家政婦は見た」「まんが日本昔ばなし」

   「家政婦が見た」や「まんが日本昔ばなし」で人気を集めた演技派女優の市原悦子(いちはら・えつこ)さんが2019年1月12日、心不全のため死去した。82歳だった。

   2016年末から体調を崩し休業、療養を続けていた。

「火曜サスペンス劇場」は常連

   1936年生まれ。千葉市出身。千葉高校を卒業後、俳優座養成所へ進んだ。57年、俳優座に入り、63年「三文オペラ」で新劇演劇賞、64年「ハムレット」でゴールデン・アロー賞新人賞を受賞し、新劇女優として地歩を固める。

   71年に俳優座退団後は、活躍の場をいちだんと広げた。75年にスタートした「まんが日本昔ばなし」の声役は特に好評で約20年続いた。すべての登場人物の声色を常田富士男さんと2人で自在に操り、最高視聴率は30パーセントを突破した。

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