日下武史さん
2017/05/17 10:39
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日下武史さん死去 86歳 劇団四季創立メンバー
俳優の日下武史(くさか・たけし、本名・孟)さんが2017年5月15日、誤嚥性肺炎のため静養先のスペインの病院で死去した。各紙が報じた。86歳だった。
劇団四季の創立メンバーで、看板俳優として活躍した。映画の吹き替えやナレーションでも親しまれた。
吹き替えでも活躍
慶応高校在学中に、作曲家の故・林光さんらと演劇部に入り、一年後輩の浅利慶太さんを勧誘。当時、同高の英語教師のかたわら演劇活動をしていた劇作家の故・加藤道夫さんの指導を受けた。
53年、既存の新劇に対抗しようと、浅利さんらと劇団四季を創設。旗揚げ公演「アルデール又は聖女」(ジャン・アヌイ作)で初舞台を踏み、「ヴェニスの商人」「エクウス」「ハムレット」「鹿鳴館」などが代表作。