三遊亭円歌さん
2017/04/24 11:59
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三遊亭円歌さん死去 「山のあな、あな...」で一世を風靡
落語界の重鎮で、落語協会最高顧問の三遊亭円歌(本名中沢円法=なかざわ・えんぽう)さんが2017年4月23日、死去した。各メディアが報じた。戸籍上は85歳だが、本人談によると88歳。
「山のあな、あな...」のネタで一世を風靡した新作落語「授業中」で知られ、戦後の落語ブームを盛り上げた。近年は体調がすぐれなかったが、5月にも高座の予定が入っていた。
初めて眼鏡をかけて高座に
東京・向島生まれ。国鉄職員だったが、落語が好きで2代目三遊亭円歌に入門した。1948年、歌奴(うたやっこ)で二つ目昇進。初めてメガネをかけた落語家で、「授業中」をはじめ、「浪曲社長」「月給日」などの新作落語で人気を得た。5代目三遊亭円楽さん、初代林家三平さんらとテレビの演芸番組にも出演し、底抜けに明るいキャラクターでお茶の間のファンもつかんだ。