日野原重明さん

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日野原重明さん死去 100歳超えて現役医師

   文化勲章受章者で、100歳を超えても現役の医師を続け、講演やエッセイ執筆でも活躍していた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが2017年7月18日、呼吸不全のため亡くなった。105歳だった。各メディアが報じた。

   早くから予防医学に取り組み、多数の医学関係の学会や団体のトップを務めたほか、高齢になってから『生き方上手』『十歳のきみへ』などのベストセラーも連発した。世代を超えて多くの人に親しまれ、尊敬され、「生涯現役」を貫いたスーパー・ドクターだった。

日航機よど号に乗り合わせた

   1911年、母の実家の山口県で生まれた。父は牧師。自身も7歳で受洗したクリスチャン。関西学院から旧制三高を経て京都大学医学部に進むが、在学中に結核になり長期の療養生活を強いられる。このころ音楽への関心を深め、作曲したり、短編小説を書いたりしていたことが、のちに幅広く活躍する土台となった。

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