ベラ・チャスラフスカさん

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「五輪の名花」チャスラフスカさん死去 東京大会で「金」3つ 

   1964年の東京五輪の女子体操で3つの金メダルを獲得し、その優美な演技から「オリンピックの名花」とたたえられた、旧チェコスロバキア出身のベラ・チャスラフスカさんが2016年8月30日、亡くなった。74歳。チェコのCTK通信など複数の海外メディアが伝えた。

「プラハの春」支持、迫害乗り越えメキシコで個人総合連覇

   チェコスロバキア(当時)代表として東京五輪では、個人総合、平均台、跳馬で金メダルに輝き、4年後のメキシコ五輪では個人総合で2連覇を果たし、跳馬と段違い平行棒、ゆかで優勝を飾った。両五輪ではほかに団体総合などで銀3個、1960年のローマ五輪でも団体総合で銀を獲得しており、3度の五輪出場で金7、銀4と計11個のメダルを獲得した。

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