三笠宮崇仁さま
2016/10/27 09:51
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三笠宮さま逝去 戦後は古代オリエント史を研究
昭和天皇の末弟で皇族最高齢の三笠宮崇仁(たかひと)さまが2016年10月27日朝、亡くなられた。100歳だった。5月に急性肺炎と診断され、入院されていた。
戦前は大本営参謀などを務めた陸軍軍人。戦後は古代オリエント史の研究家で、「宮さま学者」として国際的に活躍した。しばしば「戦争の反省」を語り、戦後民主主義の洗礼をいち早く受けた「民主的な皇族」としても知られた。
終戦直前、息詰まる攻防があった
1915年、大正天皇と貞明皇后の第4皇男子として生まれた。長兄の昭和天皇とは14歳、秩父宮や高松宮とも10歳以上の年齢差があった。皇族身分令で、皇族男子は原則として陸軍または海軍の武官になることが定められていたので、学習院を経て陸軍士官学校に進む。1936年から39年にかけて千葉県習志野にあった騎兵第十五連隊に勤務。