スイングトレードは
FX初心者から中級者への登竜門
スイングトレードは忙しい人向けの取引スタイル
スイングトレードは、デイトレードと同じように為替レートの変動からチャンスをうかがい売買をして、利益を狙う取引スタイル。
デイトレードは数時間、1日のうちに取引を終えるのに対して、スイングトレードは、数日間から長ければ数週間ポジションを保有した状態で取引する、という違いがある。
スイングトレードは、デイトレードよりもゆったりとした取引で、どちらかというとふだんは忙しいビジネスパーソンや主婦向けの取引スタイルといえる。
ゆったり取引できるスタイルのスイングトレードだが、デイトレードと同様、為替レートの変動による利益と損失が発生する。忙しいことを理由に為替相場を左右する情報、為替レートを見ないわけにはいかず、時間があるときはこれらを必ずチェックする必要がある。
また、ポジションをもったまま、日をまたぐことになるため、寝ている間も為替レートの変動による利益や損失が発生する。このことから、保有しているポジションは常に為替変動のリスクにさらされていることになるのだ。
多くの先輩FX投資家は、いくら以上になったら利益確定を自動で行う、いくら以上の損失になったら損失確定(損切り)を自動で行う、という注文を寝る前に設定し、リスクを最小限に限定しているという。「待ち伏せ」型自動注文と覚えておくといいだろう。
「待ち伏せ」型自動注文を上手に活用しよう
「待ち伏せ」型自動注文を使ってリスクが限定されていれば、寝ている間に、為替レートが変動しても安心だ。朝起きて利益が確定されていればその日はとてもハッピーだし、もし損失が確定されていると気分が落ち込むかもしれない。ただ、勝つときもあれば負けるときもある。これもFXの楽しみのひとつとして、あきらめず為替レートの予想のスキルを磨くようにしてほしい。
「待ち伏せ」型自動注文は、主に5種類ある。「指値注文」「逆指値注文」「IFD注文」「OCO注文」「IFO注文」をいい、これらの注文方法はFXの取引には不可欠であるため、覚えておいて損はない。それぞれの詳細は下記のとおり。
指値注文(さしね注文)
今の為替レートよりも有利なレートで買いたい、有利なレートで売りたいというときに使う注文方法。新規注文、決済注文それぞれで利用することができる。
逆指値注文(ぎゃくさしね注文)
主に損失確定をするための決済注文に使う注文方法。今の為替レートよりも不利なレートで、かつあらかじめ指定したレートで決済したいときに利用する。
IFD注文(イフダン注文)
IFD注文は新規注文と決済注文を、一度の操作で発注できる自動複合型注文で、指値注文、逆指値注文を組み合わせて使う注文方法。なお、IFD注文とは「IF+Done」の略称で、もし(If)~になったらDone(FXでは執行を示す)するという意味。
OCO注文(オーシーオー注文)
OCO注文は利益確定のための指値注文と損失確定のための逆指値注文を1度の操作で同時に発注できる自動複合型注文。IFD注文との違いとして、OCO注文はどちらか一方が約定したら、もう一方はキャンセルされる仕組みになっている。
OCO注文とは、「One Cancel Other」の略で「どちらか一方の注文が約定したらもう一方の注文はキャンセルされる。」という意味。
IFO注文(アイエフオー注文)
IFO注文は、IFD注文と、OCO注文を同時に発注できる便利な注文方法。IFO注文は主に、新規と決済をIFD注文として発注し、かつ決済注文では、OCO注文を利用できる。このIFO注文を上手に使いこなすことがFXの成功のポイントであるといっても過言ではない。
スイングトレードで最も重要なのは、為替相場の流れをチェックして、その値動きの予想を自分なりに考え、「こういう状況になったら買う、あるいは売る」「この為替レートに到達したら買う、売る」というシナリオを描くこと。これらの5種類の「待ち伏せ」型自動注文を上手に使いこなすことが、安定的にチャンスを活かすテクニックといえる。
スイングトレードを行うなら、外出先でもスマートフォンから快適に注文ができることを重要視しながら、さまざまなタイプの「待ち伏せ」型自動注文が充実しているFX口座を選ぶといいだろう。
スイングトレードしたいFX投資家向けのFX会社
岡三オンライン証券「岡三アクティブFX」
老舗のネット証券のFXサービス。スプレッドは米ドル/円0.4銭と狭く、低コストで取引ができるため、「スイング」向きのサービスといえる。為替情報、サポートが充実。また取引システムがとても簡単で使いやすいと評判。
スプレッド:米ドル/円 0.4銭
取引単位:1000通貨(約5000円程度)
スマートフォン対応:あり
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未来の値動きを1クリックで予想できる「ぱっと見テクニカル」、充実の投資情報、5000円から取引できる手軽さが人気。口座開設者の2人に1人がFX初心者といわれている。バランスの良いスペックがスイングトレードに適しており、スワップポイントも高め。
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