平日24時間動いている外国為替市場を舞台とするFXは、いつでもどこでも取引できる。しかし、人によってFXに費やせる時間や資金はさまざまだ。FXは、それぞれの生活スタイルによって、適したアプローチがある。
まずは生活スタイル別に、最適のトレード方法とFX会社を見てみよう。あなたの生活スタイルに近いのはどのタイプか、参考にしてほしい。
あなたの生活スタイルにあった
FXのトレードスタイルとは?(デイトレ派編)
どのように取引しているのか取材してきました
「デイトレというと、パソコン画面につきっきりで、なんか中毒患者のように思っている人、いますよね」と、FX取引歴10年で、IT系の会社を経営する石田保さん(仮称、45)は苦笑いする。
たしかに、為替相場は365日24時間、世界のどこかで動き続けていて、そんな相場を相手にしているのだから、休むヒマなどないだろうと思うのも無理はない。
「デイトレ」とは、その日に買った外貨を、その日のうちにすべて売って、1日で損益に関係なく売買を完結させて、翌日にポジションを持ち越さない取引方法のことをいう。
とはいえ、1日中、パソコンの前に張り付いているわけではなく、「数分、数時間でも集中して取引できる」という人に向いている取引スタイルなのだ。
そんなデイトレ派の石田さんは、「決まったテクニカル指標をもとに、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、米ドル/カナダドルといったドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)で売り買いのシグナルが一致したとき、ユーロ/米ドルで売買。15~30分で取引を繰り返す方法なので、「結果的にデイトレになっています」と話す。
石田さんの1日は早い。朝、豪州・シドニー市場が開くとすぐに相場をチェック。「それと同時に、取引してますね(笑)」。前夜のうちに、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)や「プライムニュース」(BSフジ)で情報をチェックして、「相場の動きを見ながら、イメージしています」と、準備を整えているようだ。
ちょこちょことFXの夢を見る。「起きたら含み益がたくさん出ていて、ニンマリした夢はよく見ますね。なぜか損した夢は見ません」といって笑うが、そういう朝はテンションも高く、「そのまま取引に突入できます」と、元気。精神的、肉体的なタフさがうかがえる。
デイトレを好むFX投資家とはどんな人?
デイトレ派は1日に何度も数分、数時間といった短期で新規・決済取引をおこなうFX投資家をいいます。
帰宅後、夜に時間が取れるビジネスパーソンや、FX専業トレーダーが主にこのような取引をしています。
株やFXの取引経験が長い投資家が多いようです。
デイトレ派の投資家イメージ
性格 | 行動派、一喜一憂しない、決断力がある |
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運用目的 | 最速で為替差益をねらいたい。金利については一切考えない。 |
投資金の目安 | 30万円程度から |
適したレバレッジ | 10~25倍程度 |
主な取引時間 | ロンドン・NY時間(17時から0時) |
適したFX会社 | 手数料無料。スプレッドが狭い。約定力に定評がある |
このFX会社「いいね!」 | GMOクリック証券 |
デイトレ派の1日の生活スタイルの例
朝起きたら為替レートをまずはチェック。移動中はスマホで為替情報や国際ニュースなどを見ています。
営業中はノートPCを持ち歩いているので時間を見つけてはFXをすることもあります。
帰宅後がFXの本番。本格的に2~3時間、マジで稼いでいます。
デイトレードをしたいFX投資家向けのFX会社
GMOクリック証券「FXネオ」
FX取引高5年連続世界一(ファイナンス・マグネイト社調べ/2012年1月〜2016年12月)という実績を持つ。その理由は、業界最狭水準の低スプレッドと高スワップに加え、PC・スマホ・タブレッドに対応した取引ツールの高性能ぶりにあり。
スプレッド:米ドル/円 0.3銭 原則固定(例外あり)
取引単位:1万通貨(約5万円程度)
スマートフォン対応:あり
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