パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」が2025年3月17日、「2025年 職場のストレス実態調査」を実施し、その結果を発表した。
現職場でのストレス有無とストレスの変化、ブラック・ホワイト環境でのストレス、現代のはたらき方やコミュニケーションにおけるストレス、職場ストレスの軽減策について聞いた。
ホワイト環境での仕事のストレス 1位は「協調性が求められる」
調査では、「現職場でストレスを感じているか」を聞くと、「感じている派」が76.2%(「とても感じている」21.6%、「感じている」26.1%、「どちらかといえば感じている」28.5%)と、過半数を超えた。また、「近年、ストレスの種類に変化を感じる」の質問では、「感じる派」が78.2%(「とても感じる」15.1%、「感じる」32.7%、「どちらかといえば感じる」30.4%)と、過半数を超えた。
次いで、「ブラック環境に勤めた経験」を聞くと、「ある」50.0%、「ない」50.0%という結果に。「ホワイト環境に勤めた経験」を聞くと、「ある派」62.1%、「ない」37.9%となった。
そのうえで、ブラック環境に勤めた経験のある人(289人)に感じたストレスの分野を聞くと、最多は「はたらき方」で67.1%。次いで、「人間関係」61.6%、「社内風土」57.1%が上位に。ホワイト環境に勤めた経験のある人(359人)にも同じく、感じたストレスの分野を聞くと、最多は「人間関係」で45.4。次いで、「コミュニケーション」40.9%、「仕事内容」34.8%が上位に挙がった。
ブラック環境に勤めた経験のある人(289人)に具体的なストレスを聞くと、最多は「精神論がある」で59.5%。次いで、「上司がトップダウン型」42.9%、「職場への忠誠心が求められる」40.1%。ホワイト環境に勤めた経験のある人(359人)にも同じく、具体的なストレスを聞くと、最多は「協調性が求められる」で29.0%。次いで、「実力主義」22.0%、「専門性が求められる」19.5%となった。
調査は2025年2月26日~3月3日、20~50代で、現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者を対象とした。有効回答数は578人。