「新しいビジネスが生まれる可能性」に期待
ビジネスコンサルタントの松永氏はトークセッションで、ビッグローブの取り組みを「単なるネットワークという物理的なもののつながりだけではなく、心やビジネスがつながっていく相互接続」だと考えていると話した。福岡のポテンシャルとして東京よりもつながりが生まれやすいカルチャーがあると指摘し、「東阪ではできなかった新しいビジネスが生まれる可能性がある」と話した。
さらに、自身が携わる「教育」の観点から、塾に通えない子どもにとってインターネットは重要だとし、「通信が整備されてコストが下がっていくということは、実は教育の現場にも非常に大きな意味がある」とも評価した。
南氏は、利用者がネットワークを意識するのは「遅い時」だとし、最終的には「使えている時はたぶん何も感じないですね。そういう状態にしたい」「実は遅延が縮まっていた、短くなっていた、そういう環境を作りたい」と強調した。
とくに、金融やゲームなど「遅延が短いことを期待するようなサービス」に関するビジネスが今後生まれてくるとし、「そういったところに貢献していきたいというのが我々の思い」と話した。