ビッグローブ、地方のDX&デジタル教育推進の新施設 熊本玉名市に誕生...「地方ビジネスを全国に展開する一歩に」

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ヒゴカラ・上平健太氏「選択肢のある地域を共創し、世界基準の人材が育つ拠点」

   ヒゴカラの上平氏は、施設のコンセプトを「選択肢のある地域を共創し、世界基準の人材が育つ拠点」に設定したと話す。全国的に少子高齢化や人口減少が進み、地域の人々が活躍できる場の選択肢が少なくなることが課題だと指摘する。

   課題解決に向け、BIGLOBEイノベーションベースでは、多様な選択肢を作ることで、地域を盛り上げる機会の創出を促す。具体的な内容としては、ビッグローブと共催するインターネット教室や、生成AIを活用した画像や動画の制作、地域外の専門家によるセミナーなどを予定。3月28日には、地元の小学生を対象にしたインターネット教室を実施する。

   なお、ヒゴカラでは、台湾のスタートアップ誘致などを通じ、海外の高度人材との関係づくりなどに取り組んでおり、BIGLOBEイノベーションベースを地域と海外がつながる拠点としても活用したい考えだ。

   内装デザインに携わった熊本県立大の学生は、この取り組みを通じて、「自分自身も玉名市内外の他の若い世代にも関心を持ってもらえるような活動に挑戦していきたい」と感じたと話す。

   藏原市長は、「この高瀬商店街に新たな施設が開設されることを嬉しく思う」と思いを述べた。地元企業のDX推進や市民のデジタルリテラシーの充実は重要だとし、「未来の可能性を切り開く場所として活用されることを心から願っている」との期待を示している。

   正式なグランドオープンは4月末を予定している。

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