スイーツは人生の幸福感にどう影響するか? 「しあわせにまじめ」創業70周年のモンテールが「スイーツ白書2025」調査発表

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   洋生菓子を製造・販売するモンテール(埼玉県八潮市)は2025年2月20日、同社の創業70周年を記念して行った「スイーツの喫食としあわせの関係性」と「スーパー・コンビニのスイーツに関する調査」の2部で構成される「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2025」を発表し、説明会が行われた。

   発表会では、調査の設計を監修した立命館大学・食マネジメント学部の和田有史教授が、「自分へのご褒美」や「特別なイベント」としてスイーツを食べることは、「食べ過ぎないように気を付けながらも、スイーツでウェルビーイングを高めている日本人の生活はもっと世界が注目していいくらい理想的なライフスタイル」と話した。

  • 調査結果について話す蓮見真理さん、和田有史教授
    調査結果について話す蓮見真理さん、和田有史教授
  • 専務取締役・鈴木智也氏があいさつ
    専務取締役・鈴木智也氏があいさつ
  • 「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2025」発表会の様子
    「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2025」発表会の様子
  • モンテールが販売するスイーツ
    モンテールが販売するスイーツ
  • 調査結果について話す蓮見真理さん、和田有史教授
  • 専務取締役・鈴木智也氏があいさつ
  • 「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2025」発表会の様子
  • モンテールが販売するスイーツ

スイーツを「ほぼ毎日」食べる人の57.7%が「とても幸せ」

   発表会では、モンテールの専務取締役・鈴木智也氏が登壇し、創業70周年にあわせ、新しいコーポレートメッセージ「しあわせにまじめ」を掲げることにちなみ、「スイーツの喫食としあわせの関係性」について調査した経緯を紹介。続いて、広報担当者の蓮見真理さんが、スイーツを食べる習慣と「ウェルビーイング」の関係性についての調査結果を説明した。

   調査によると、スイーツを「ほぼ毎日」食べる人が「とても幸せだ」と感じている割合は57.7%だった。一方、「食べる習慣なし」という人では「とても幸せだ」と回答した人は45.7%で、12.0ポイントの差があった。スイーツを食べる頻度が高いほど「とても幸せ」と回答する人が多いという。

   スイーツを食べることによる心の変化についても説明。グラフの縦軸に「快適」「不快」、横軸に「沈静」「興奮」をとった「二次元気分尺度」を使って分析した。その結果、スイーツを食べると、活性度と安定度、快適度が上昇する結果を紹介。そのうえで、「スイーツを食べると『イライラ』や『無気力』、『ピリピリ』を解消する『心の安定剤』としての効果がある」と解説した。

   また、「幸せを強く感じるスイーツの要素」についての結果では、1位が「お手頃価格」6.3点、2位は「季節感・季節限定」6.0点、3位は「ボリューム」6.0点だったことを挙げ、「スーパー・コンビニのスイーツを通じて季節を感じることに幸せを感じている人が多い」と話した。

   この結果について調査設計から監修した和田教授は、「スイーツには『ボリューム』だったり、『期間限定』だったり、『地域限定』などいろいろな要素があるなかで、スイーツの消費に季節のイベント的な楽しさを感じていることが大変興味深い」と指摘した。

   さらに、「スイーツを食べるのを我慢しなくてもいいと思うシチュエーション」の調査では、1位は「自分へのご褒美をするとき」51.9%、2位は「(誕生日、クリスマス、結婚式など)特別なイベントがあるとき」34.4%、3位は「元気を出したいとき」34.3%だった。

   この結果について和田教授は、身体的・精神的・社会的に良好な状態であることを意味する「ウェルビーイング」の中には「持続的ウェルビーイング」というものがある、と説明。

   自律的に自分をコントロールして幸せを感じる行動をとることが持続的ウェルビーイングにつながっているといい、「ご褒美スイーツ」や「励ましのスイーツ」など定期的に好きなスイーツを食べることはウェルビーイングが高くなる行動だという。

   和田教授は「食べ過ぎないように気を付けながらも、スイーツでウェルビーイングを高めている日本人の生活はもっと世界が注目していいくらい理想的なライフスタイルだ」と話した。

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