借りるより買った方がお得な街ランキング【東京市部編】 3位「河辺」、2位「めじろ台」、1位は?

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   LIFULL(ライフル)は2024年11月14日、同社が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」で、東京都内で「借りるより買った方がお得な街」を調査し、その結果を発表した。

1位は東村山市「八坂」

   LIFULLによると、円安の影響を受け、毎日の食料品や日用品などが値上がりし家計への負担は大きくなっている。そのなかで、住宅資材も高止まりし、今後もコストプッシュ型の新築価格の上昇の継続が予想される。東京都内では購入物件だけでなく、賃貸物件の賃料も上昇しているという。

   東京都内の23区外の東京市部において対象となったのは86駅。このなかで、毎月の賃料と中古マンションのローン返済額の差額1位は、東村山市「八坂」で約7.9万円だった。

   LIFULL HOME'S 住まいインデックスによると「八坂」は、直近3年間の住宅価格は1.95%上昇、賃料は4.96%も上昇している。「八坂」は新宿エリアまで約1時間でアクセスできる立地だ。

   次いで、2位は「めじろ台」(八王子市、月々の差額約7.7万円)、3位は「河辺」(青梅市、同約6.9万円)だった。

LIFULL作成
LIFULL作成

   東京市部で対象となった86駅のうち、毎月の中古マンションのローン返済額が賃料を下回ったのは76駅。都心6区の約2割や東京23区(6区除く)の約8割と比較し、最も高い約9割(88.4%)という結果だった。このなかでも、首都圏の修繕積立金の平均である約1万4900円を加算しても返済額が下回る駅は62駅あったという。

   この調査では、LIFULL HOME'Sで掲載された東京都内の賃貸マンション・アパートならびに中古マンションを対象とした。対象期間は23年11月~24年10月。物件条件は、築20年以内、駅徒歩15分以内、専有面積30平方メートル未満の住戸および事務所店舗は集計から除く。

   賃料の集計方法は、駅ごとの賃貸物件の広さ(中央値)と賃料(中央値)から1平方メートルあたりの賃料をもとに60平方メートルに換算。返済額の集計方法は、中古マンションの広さ(中央値)と物件価格(中央値)から1平方メートルあたりの価格をもとに60平方メートルに換算し、固定金利1.8%、返済期間35年と設定し算出した。

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