地域の中で多様性を認め合える共生社会を目指して
また、発表会では、デフバスケットボール選手の高山和也さんと、パラトライアスロン選手の金子慶也さんが代表して目録を受け取った。
高山さんは「25年11月に開催されるデフリンピックでメダルと獲得することを目標にしています。大会出場以外にも聴覚障がい者への理解が広がるように活動していきたい」。金子さんは「28年に開催されるロス五輪でのメダル獲得に向けて、これからの大会で実績を残していきたい」とそれぞれ意気込みを語った。
奨励金事業を共催する日本フィランソロピー協会・理事長の髙橋陽子さんは、「障害のある人が社会に参画するきっかけとして、スポーツは大きな可能性を秘めています。選手の活躍や地道な努力を見守ることで、地域の中で多様性を認め合える共生社会を目指していければと思っています」と話していた。