第一三共ヘルスケアは2025年1月10日、「がん治療中の肌ケアに関する意識調査」の結果を発表した。
治療でつらかった症状として、約5人に1人が「肌トラブル」と回答。「肌トラブル」がつらかった人のうち、対策をしたいと思ったが「どの情報が自分に適しているか分からなかった」という人が約6割に達した。
がん治療でつらかった症状 「倦怠感」36.3%
この調査は、現在または過去にがん罹患経験のある働く女性516人を対象とした(24年12月6日~8日、インターネットで実施)。
調査では「がん治療(薬物療法の副作用等)でつらかった症状」を聞くと、最多は「倦怠感」で36.3%。続いて「吐き気・嘔吐」が30.6%、「脱毛(頭髪・眉毛・まつげ)」が26.2%、「ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)」が21.4%。5番目として「肌トラブル(シミ・くすみ、乾燥、ニキビ等)」は20.7%で、約5人に1人が挙げた。
続いて、「がんの治療により起こった『肌トラブル』がもたらした心境の変化」について質問。複数回答してもらったところ、多かった2つは、「他人の視線が気になった」が48.9%、「なにか対策をしたいと感じた」が43.3%。
また、「なにか対策をしたいと感じた」人を対象に、「肌トラブルに関する情報収集」はどのように行ったか聞くと、最多は「情報は見つかったけれど、どれが自分に適しているかわからなかった」で59.5%だった。