物流の課題解決を目指して 東京大学、いすゞの寄付10億円で「トランスポートイノベーション研究センター」設立

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「地球の『運ぶ』を創造する」に寄与

   記者会見では東京大学・総長の藤井輝夫氏と、いすゞ自動車・取締役会長CEOの片山正則氏が登壇した。

   東大・藤井氏は新たにエンダウメント型研究組織を設立できることに感謝し、「これからの社会からのニーズに応えるべく、本学の有する知を存分に投入し、研究・教育・社会実装に貢献できれば」とあいさつした。

   一方、いすゞ・片山氏は「トランスポートイノベーション研究センター」に期待することとして、「持続可能な形で物流の効率化や人出不足解消などの課題解決の糸口を見つけること」「未来の『運ぶ』をカタチづくる研究が行われること」「人財育成に寄与すること」の3点を挙げ、「新たなイノベーションを通して、人々の豊かな暮らしの根底にある『運ぶ』のイノベーションを創造していきたい」と述べた。

   いすゞにとっても、産学共同で物流・交通分野の社会課題の解決に取り組むことは、グループのパーパスに掲げる「地球の『運ぶ』を創造する」に寄与する。「運ぶ」の未来を支え、創造する高度な人材育成を後押ししたい考えだ。

   会見では「トランスポートイノベーション研究センター」について、いすゞ以外の企業や団体の参画を得る考えがあるか問われると、「さまざまな物流・交通分野の企業から参画を歓迎する」とし、さまざまな主体が参画することによる研究の劇的な発展にも期待を寄せた。

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