小型ロボット「ugo mini」がメーターの検針を自動化
また、GMOグローバルサインHDのCTO室・室長の浅野昌和さんは「ドローン・ロボットに関する通信セキュリティの現状と取り組み」を紹介した。同社では、経済産業省と国土交通省と民間企業でつくる「空の移動革命に向けた官民協議会」の中で、実証実験に取り組んでいる。
浅野さんによると、ドローンやロボットは、インターネット回線やLTE・5G回線で遠隔操作する際の(1)「通信の暗号化」(2)「機体の認証」がポイントになる。特に「通信の暗号化」はデータの盗聴や、データの改ざんを防ぐため重要だという。
続けてセミナーでは、同社が手掛ける、画像解析AIでメーター値を読み取るサービス「hakaru ai(ハカルエーアイ)」、「hakaru.ai 点検API」を搭載した自律型の小型ロボット「ugo mini(ユーゴー・ミニ)」の紹介もあった。
今回新たに、「hakaru.ai 点検 API」を実装した「ugo mini」が登場。ロボットの「目」にメーター読み取りAIを搭載した「ugo mini」は自律走行ができ、工場や施設内の設備にあるメーターを自ら読み取り検針を行う。これにより、設備のメーターの検針が自動化され、人手不足や労働人口減少への対策になる。