「エビデンスベースは本当に大事なこと」
日本の地方自治体では、法律が規制する事項よりも厳しい基準を定める上乗せ条例や、規制対象を広げる横出し条例が認められている。これに対し、蔵氏は「基本的に減らすことは許されていない」と指摘する。
藤井氏は、「まさに東京都の受動喫煙防止条例は、国の健康増進法で定められている持続性防止のルールをより厳しくしたものです。紙巻きの受動喫煙に関するエビデンスは出ていると思うのですが、加熱式の健康被害をどう考えるかというのは非常に重要で、しっかりとした議論をする必要がある」と提言。
蔵氏も、「エビデンスベースは本当に大事なことで、感情的に『こういうのはやめよう』『こういうのはやめさせろ』という話になると泥試合になるので、フェアなルールで議論してほしい」と同意した。