発毛剤・育毛剤の「リアップ」シリーズを展開する大正製薬は2024年9月17日、20代~60代男女1000人を対象に、薄毛の実態や対策などを聞いた調査結果を発表した。
「新しく髪を発毛させる」→正解は「発毛剤」...正しく答えた人は46.3%
まず、現在、薄毛が気になるかを聞いたところ、男性の64.2%、女性の52.7%が不安視しているようだ(男性=気になっている:36.6%、今は気にならないが、将来薄毛になるかもしれないと思う:27.6%の合計/女性=気になっている:21.6%、今は気にならないが、将来薄毛になるかもしれないと思う:31.1%の合計)。
また、(1)薄毛を気にしている500人、(2)今は気にならないが、将来薄毛になるかもしれないと思う250人、(3)今も気にならないし、将来も薄毛にならないと思う250人の合計1000人に対して、頭皮への理解度を問い「毛髪に関して知っていること」を聞いた。
調査では、毛髪や薄毛、抜け毛の情報を示して、「知っていること」を答えてもらった。その結果、50%を超えたものはひとつもなかった。
たとえば、「薄毛は環境よりも遺伝的要因が大きい」の正解は全体で44.1%、「髪の毛が生えてくる場所は決まっている」は同34.9%、「男性ホルモンが多いからといって薄毛になるわけではない」は同26.5%という具合だ。平均正解率は全体で30.1%、薄毛が気になっている人で36.0%という結果になっている。
続いて、「発毛剤・育毛剤に関する理解」について調査した。発毛や育毛に関する説明を示して、それらが該当するものを「発毛剤の説明」「育毛剤の説明」「どちらにも当てはまる」「分からない」のいずれかで回答してもらった。
すると、「新しく髪を発毛させる(正解:発毛剤)」を正しく答えた人は全体で46.3%、薄毛が気になっている人で54.4%だった。
しかし、この質問以外は正解率が大幅に下がった。「第1類医薬品である(正解:発毛剤)」は全体で14.1%、薄毛が気になっている人で19.2%。「ミノキシジルという成分が入っている(正解:発毛剤)」は全体14.0%、薄毛が気になっている人で20.8%だった。薄毛が気になる人であっても、発毛剤と育毛剤の違いをほぼ理解できていない様子が浮かび上がった。
大正製薬では「男女を問わず薄毛に対して不安を感じ、薄毛の原因やその対策に詳しいと感じている一方で、実際には頭皮環境におすすめできない生活習慣になっている人も多くいらっしゃることが確認できました」と説明している。
そこで同社は、薄毛で悩む人が「正しい情報」を身につけられるよう、「リアップ 正しい発毛法プロジェクト」のオフィシャルサイトを通じて、情報発信をおこなっている。