人材派遣とコンサルティングのR&G(埼玉県さいたま市)は2024年7月31日に、社会人の男女500人を対象に「仕事がうまくいかないときの対処法に関する意識調査」の結果を発表した。
6位は「周囲とのコミュニケーション」
ランキングによると、8位は「目の前の仕事に集中する」だった。「やる気が出ない」「プライベートで心配事がある」「周囲が気になって気が散る」などの時に効果的な方法だという。やる気が出ないときでも、作業を始めると気分が乗ってくることもあるのだろう。
コメントでは、
・ひとりひとり丁寧かつ真摯に向き合って仕事をする(20代 男性)
・とりあえず目の前にある仕事から片付ける(40代 女性)
などが上がっている。
7位は「仕事を効率化する」が上がった。「ToDoリストをつくる」「優先順位をつける」「仕事をルーティン化する」などの具体的な効率化の方法が挙がっていた。
回答者の声は、
・効率よく作業できる方法を調べる(20代 女性)
・段取りよくできるよう、まず机の上を整理し、資料を物件ごとにまとめる(50代 女性)
など。
6位は「周囲とのコミュニケーション」が大切だという。普段から上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、困ったときに助けてもらいやすくすることが必要だ。
回答者からは、
・コミュニケーション不足だとやはりミスが増えて、仕事がうまくいきません。組織は人間関係で成り立っていますので、普段から暇なタイミングで従業員同士の雑談などをしておくことは、かなり重要だと思います(30代 女性)
・上司となるべくコミュニケーションを取るようにしている。知識をもっている人と仲良くしたりして、すぐ教えてもらえる環境をつくる(40代 女性)
という声が寄せられた。
「プラス思考を意識する」「考えすぎない」という方法も
5位は「プラス思考を意識する」だった。短納期の仕事が来たときでも、どうやったら効率化して期日までに仕上げられるかポジティブに考えることで気分も盛り上がるだろう。
回答者の声は、
・落ち込まずに、どうしたらうまくいくかを考える(20代 女性)
・新しい仕事を覚えるチャンスだと、前向きに捉える(30代 男性)
・できるだけプラス思考でいられるように、「今の状況は自分にとっての成長チャンス」と捉えるようにしております(40代 男性)
など。
4位は「考えすぎない」という意見が上がっている。「転職したばかり」など、仕事がうまくいかない原因の中には、時間が解決してくれることもあり、「同僚がミスする」「人間関係が悪い」など、自分の力だけでは解決できない問題もあるため、「鈍感力」も必要だろう。
回答者の声では、
・仕事のことを考えすぎると緊張して失敗するので、あまり考えないこと(20代 女性)
・他人は変えられないので、諦める(40代 女性)
など。
納得の1位は? 困ったときには...
3位は「知識・スキルを伸ばす」が入った。知識や経験が足りなくて自信がなく、仕事がうまくいかない場合に試したい対処法だろう。
回答者の声では、
・業務外でスクールに通い、スキルを身につける(20代 女性)
・業務を効率よく行えるように、パソコンのスキルアップを行う(30代 女性)
・得意分野でも常に情報をアップデートする(50代 男性)
など。
2位は「休んでリフレッシュする」だ。回答者には、当日分の仕事を終えてからリフレッシュしたり、休暇を取ったりする人もいたという。休んで気分を変えることで集中力が回復し、前向きに仕事できるようになることもあるのだろう。
回答者の声では、
・集中力が切れる前に休憩をはさむ(20代 女性)
・調子が出ないまま仕事をしても、生産性が低いまま仕事をすることになるので、早めに終わるようにしています(40代 男性)
など。
そして、1位は「周囲に協力を仰ぐ」だった。困ったときに経験者を頼ることで、実践しやすい対処法が見つかることもある。オリジナルの対処法を編み出すよりも、経験者に相談するほうが効率的に解決できる。
回答者の声では、
・まず近くにいる人に尋ねます。周りに聞ける人がいないのなら、電話などで上司に相談(20代 女性)
・少しでも行き詰ったらすぐに上司に相談し指示を仰いでいる。結果として在宅勤務を認めてもらったり、業務量を調整してもらったりして、とても助かっている(30代 女性)
・上司へエスカレーションしつつ、業務知識が必要ない仕事は極力別の人に振る(50代 男性)
などが寄せられた。
なお、この調査は2024年6月20日~27日の間、社会人の男女500人を対象に、インターネットによる任意回答を得た。回答者の年代内訳は10代が0.2%、20代が18.0%、30代が38.0%、40代が26.4%、50代が13.8%、60代以上が3.6%だった。