「子どもだけの留守番」1週間に1.9回、97分の調査結果 92.5%は子どもの留守番中「不安がある」

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   関西電力グループのオプテージ(大阪市中央区)は、IoTを活用したみまもりサービス「MAMOLEO(マモレオ)」を2024年8月1日から関西エリア(一部地域除く)で提供を開始した。

   それにあわせて同社が発表した「子どもの留守番に関する調査」(n=1200)によると、「子どもだけで留守番をすることがある」は57.8%。また、1週間あたりの平均回数は1.9回、1回あたりの平均時間は97分という結果に。

   また、「子どもが(留守番中に)事故やケガ、事件に巻き込まれないかなどへの不安」を聞く質問では、92.5%が「不安がある」(そう思う・まあそう思うの合計)と答えるなど、親の心配は尽きない。

小学3年生までに、生活習慣や学習習慣づくりを

   こうした不安を「マモレオ」はやわらげそうだ。「マモレオ」は、最新のIoTを活用して、家ナカ(屋内)と家ソト(屋外)を問わず、自宅や家族を守るセキュリティサービス。いざという時は、プロの警備員が駆けつける仕組みもある。

   具体的には、屋内では「屋内カメラ」「人感センサー」「開閉センサー」などを活用し、子どもの動きや声、ドアの開閉などを検知・確認することで、安全を見守る。カメラは通話機能付きで、留守番中の子どもとの通話も可能だ。また、オプションとなるが、屋外では「GPSタグ」を使って、外出中の子どもの位置情報を確認し、安全をサポートする。

   留守番に関する調査の中では、子どもだけで家にいる状態になっても問題がないと思う年齢を聞いたところ、「小学3年生」(19.8%)と「小学4年生」(20.8%)の2つが多かった。

子どもだけで家にいる状態になっても問題がないと思う年齢(オプテージ調べ)
子どもだけで家にいる状態になっても問題がないと思う年齢(オプテージ調べ)

   子どもの発達の過程では「小4の壁」という問題が生じることがある。小4の子どもが、地域によっては学童保育のサポートがなくなるために放課後の居場所がないと感じたり、学校の勉強についていけず劣等感をおぼえたりといった、さまざまな悩みに直面することだ。

   今回の調査でも、第1子が小学4年生以上の人(n=600)に聞くと、第1子に「小4の壁」を感じたことがあるは55.7%に上った。具体的には、「勉強について親のサポートが必要になること/サポートしなければいけない時間が増えた」(26.3%)、「子どもが親や周囲に反抗するようになった」(16.8%)という回答が上位になった。

   「小4の壁」を乗り越えるために重要なのは「小3の坂」と呼ばれる準備期間だ。子どもと親の距離感が近い小学3年生までに、生活習慣や学習習慣づくりを親子で考え決めておくことが必要だという。「小3の坂」を提唱した、教育に詳しい中山まち子さんは、今回の調査にこうコメントしている。

「子ども自身が『自分がやるべきこと』を理解し、留守番をする時は親との約束を守り、友達からの誘いも断れる。そのためには、親子でコミュニケーションを取りながら信頼関係を築き、『一人でできる』という自信を深めることが大事です」

   親が勤務先から留守番中の子どもへ声掛けできる機能、GPSによって外出中の子どもの居場所を把握ができる機能を有する「マモレオ」が、親の心配をやわらげるとともに、子どもの「一人でできる」を促す。

「マモレオ」の特徴
「マモレオ」の特徴
「マモレオ」の特徴(記者発表資料より)。料金は、初期費用3300円、月額利用料2200円。「GPSタグ」を利用できるオプションは、月額利用料1台につき1100円。「駆けつけサービス」の利用にはあらかじめ登録が必要(年1回・最大30分まで無料/30分超過分・2回目以降は別料金)
「マモレオ」の特徴(記者発表資料より)。料金は、初期費用3300円、月額利用料2200円。「GPSタグ」を利用できるオプションは、月額利用料1台につき1100円。「駆けつけサービス」の利用にはあらかじめ登録が必要(年1回・最大30分まで無料/30分超過分・2回目以降は別料金)

   調査は2024年6月10日~12日、ウェブを通じて行われた。調査エリアは近畿圏(2府4県)と首都圏(1都3県)。調査対象は子持ち共働き世帯、もしくは、ひとり親世帯(子と親のみの世帯に限定)、一番上の子どもの学齢が小学校1~6年生。近畿圏(2府4県)在住の男女600人と、首都圏(1都3県)在住の男女600人(合計1200人)。

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