フリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」を運営するレバレジーズは、「現在の転職活動に関する実態調査」の調査結果を2024年8月1日に発表した。
転職活動前に自分の市場価値調べた人 20代で65.7%、40代でも65.4%
この調査は、若者のキャリア意識を把握するため、20代と40代の正社員1,335名(20代:563名・40代:772名)を対象に、現在の転職活動に関する調査を行った。
調査結果では、「現在、転職活動中(応募・選考中)である」と回答したのは20代の7.8%、40代の5.8%だった(以下、「転職顕在層」と呼ぶ)。
20代では、「応募や選考はしてないが、情報収集をしている」は11.2%、「転職活動はしていないが、転職を計画している」は19.2%だった(以下、「転職潜在層」)。「転職潜在層」は、20代では、3人に1人を占めている。
一方、40代においても「転職潜在層」の割合は24.4%となり、約4人に1人となった。
続いて、「転職顕在層」と「転職潜在層」に対して、現在の転職活動について聞くと、6割以上(20代:64.3%、40代:60.0%)が「次の転職を見据えた『転職活動』である」と回答した。
また、40代でも、6割が「次の転職を見据えた『転職活動』」であると回答しており、定年までの約20年間の間に再度転職することを検討している人が過半数を占めた。同社では、「転職先の企業に定年まで居続ける意識はかなり低いようです」と推察する。
次に、「現在の転職活動において自身の『市場価値』を調べたか」という問いでは、20代40代ともに約7割(20代:65.7%、40代:65.4%)が「調べた」と回答した。「市場価値」を調べた方法は、「転職サイトに登録」が最も多く約4割(20代:38.5%、40代:45.8%)、次いで「転職エージェントを利用」(20代:35.7%、40代:38.7%)と続いた。
さらに、キャリアにおける「リセールバリュー」、次に転職活動する際の自身の再販価値について調査すると、認知度と理解度に関しては、20代の21.8%で約5人に1人が、40代の26.3%の約4人に1人が「言葉を聞いたことがあり、意味も知っている」と答えた。
調査元は「今回の調査から、終身雇用を前提とした労働市場から、自身の市場価値向上を目指した労働市場へと着実にシフトしていることが明らかになりました」とコメントしている。
なお、この調査は現在正社員として勤務している20代と40代の男女1335人を対象に、2024年6月25日~26日の間、実施委託先のGMOリサーチ&AIがインターネット調査を行ったもの。