魔法瓶で知られるサーモス株式会社は2024年8月1日、バスケットボールBリーグ「アルバルク東京」の新ホームアリーナとして建設中の「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタ アリーナ トウキョウ)」の建設現場に、サーモスの断熱性水筒(ボトル・ジャグ)450本を寄贈した。
この日行われた贈呈式では、サーモス社のブランド戦略課マネジャーの簑島久男氏が登壇。場所によっては気温が高くなる工事現場でも、サーモスの耐熱性の水筒は低い水温をキープできるとし、「熱中症対策に微力ながら協力できれば」と話した。
熱中症予防の「サーモス5-15℃ PROJECT」、工事現場で周知へ
サーモス社と、チームを運営するトヨタアルバルク東京社は21年から、よりよい未来づくりに貢献する「SDGsパートナー契約」を締結している。
今回、建設業界における熱中症の予防を目指し、飲み物を長時間保冷できる耐熱性の水筒を寄贈することで、労働環境改善に貢献することを目的とした。
8月1日の贈呈式では、アリーナの建設現場で、工事を担当する鹿島建設をはじめとする関係会社の技能者に水筒が手渡された。
サーモス社の簑島久男氏によるあいさつでは、気温の高い環境下において、水分補給に最適な飲み物の温度帯が5度~15度だと説明。その最適な温度帯を保つことができる水筒の使用を推奨していく「サーモス5-15℃ PROJECT」を展開していることを紹介した。
寄贈したのは、真空断熱スポーツボトル(1リットル)、真空断熱スポーツジャグ(2リットル)、真空断熱ハードワークジャグ(2リットル)。これらを実際に使ってもらい、「熱中症対策に微力ながら協力できれば。また、現場で働くみなさんは熱中症に気を付けながらご安全に作業していただきたい」と簑島氏は語った。
現場で作業する技能者を取材すると、「冷たい水を持ち運べる水筒を頂けることは大変助かる。現場ではみなさんと一緒に、熱中症者を出さないよう安全に作業していきたい」と水筒の寄贈を喜んでいた。