評価されるミドルのキャリア・スキルは? 履歴書・職歴書の工夫...3位「専門性を明確に」、2位「仕事の成果を具体的に」、1位は?

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   エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」は2024年7月23日に、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「評価されるミドルのキャリア・スキル」についてアンケートを実施して結果を発表した。

採用企業にキャリア・スキルを評価される履歴書・職歴書とは?

(「ミドルの転職」の作成)
(「ミドルの転職」の作成)

   調査では、転職コンサルタントに「ミドル人材が自身のキャリア・スキルをより評価されやすくするために職務経歴書・履歴書で工夫すべき点や改善できる点」について質問した。

   最多は「専門性やできることを明確に書く」(69%)、次いで「仕事の成果を具体的に書く」(62%)、「仕事の成果を定量で示す」(48%)、「希望している業種・職種に沿う内容にまとまる」(31%)、「自身の経歴を棚卸して情報を細心にする」(23%)という回答になった。

   理由を聞くと、

「専門性やできることを明確に書く」と回答した人
・経験豊富な人ほど、内容が多すぎて何ができる人なのか伝わらないことがよくある。選考を受ける企業で求められるスキル、経験に寄せた書き方に変え、関係する業務に関しては詳しく記載できると良い。
・経験が多く情報量が多いと、何がポイントか伝わりづらくなるリスクがある。求人企業が求めている経験やスキルを中心に記載することで、マッチ度が高いと印象付けられる。求人企業にとって不要な経験を多く記載すると、PRしたい部分が埋もれてしまう。

「仕事の成果を具体的に書く」と回答した人
・面接で求められるのは具体的な成功事例=実績。抽象的な表現では全く説得力がない。具体的にどんなアクションをしてどんな結果を残してきたかが重要。定量で示せるとなおよい。
・経営企画や経理職など数字を使う仕事は、面接内でも定量的な話になることが多い。そのため、書類の段階でしっかりとアピールをする必要がある。

   最後に、ミドル人材がキャリア・スキル強化のため「業務で意識しておいた方が良いこと」を聞いた。

「すぐに転職に踏み切るのではなく、まずは業界も職種も広く書類選考を依頼し、転職市場が自身の価値をどのように評価するのかを客観的に理解すること。他社から必要とされているスキルは自社でも価値が高い可能性もあり、自社内でのキャリアアップに繋がるケースもある」
「自身の業務を『言語化』する癖をつけること。特に、勤務先内でのみ使われている言葉から離れ、世間一般(できれば転職市場)で使われている言葉に置き換えて説明する努力をしておくと、レジュメ作成や面接時に伝わりやすい。」

   なお、この調査は2024年7月1日~8日まで、『ミドルの転職』を利用するコンサルタント254人にインターネットによるアンケートをとった。

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