エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」は2024年7月23日に、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「評価されるミドルのキャリア・スキル」についてアンケートを実施して結果を発表した。
「育成コストがかかることは敬遠される」
調査では、転職コンサルタントに「ミドル人材のキャリア・スキルを判断する際に重視しているポイントは何ですか?」と質問した。
すると、「業務経験」(87%)、「専門知識」(70%)、「コミュニケーション能力」(49%)が上位だった。さらに「選択した3つの中で最も重視しているポイントは何ですか?」と聞くと、56%が「業務経験」と回答した。いずれの問いでも、「業務経験」がトップを占めた。
重視している理由について、以下の具体的な回答があった。
○「業務経験」と回答した人
・年齢が高い場合は即戦力として採用されることが多いため、直近同様の業務(または知識が活かせる業務)をやっていたかが重要視される。
・高い年収を希望する方が多いため、即戦力が問われる。育成コストがかかることは敬遠される。
○「専門知識」と回答した人
・ミドル層が未経験採用されることは難しく、専門知識がないと活躍できない。
・どのようなスキルがあり、どのような市場価値を持っている人なのか、ハッキリする。
○「コミュニケーション能力」と回答した人
・ミドル層の人材は、業務経験やスキルだけでなく「周囲の方を巻き込む力」を見られている。周囲を巻き込むためには、コミュニケーションが必須。
・スキルや経験を活かすためにも、組織内でのコミュニケーション能力が重要視されている。
この調査は2024年7月1日~8日まで、『ミドルの転職』を利用するコンサルタント254人にインターネットによるアンケートで行われた。