学情は2024年7月11日に、20代の仕事観や働く意識を聞いた「給与」に関してのアンケート調査の結果を発表した。
「昇給や待遇改善は働くモチベーションに繋がる」
物価高や人的投資への関心の高まっているなか、「昇給」や「待遇改善」がクローズアップされる機会が増えている。20代のビジネスパーソンは、「昇給」や「給与」をどのように捉えているのか聞いた。
調査では、昇給や待遇の完全に取り組む企業は魅力を感じるか聞いた。「魅力を感じる」と回答した人は80.5%に達した。「どちらかと言えば魅力を感じる」の15.3%を合わせると、95.8%の人が、昇給や待遇改善に取り組む企業に魅力を感じている。
以下のコメントが寄せられている。
「物価が上昇しているので、少しでも生活に余裕が欲しい」
「昇給や待遇改善は働くモチベーションに繋がる」
「昇給や待遇改善に取り組む会社は、従業員を大切にしている会社だと感じる」
次に、給与の高い企業は、志望度が上がるかどうか聞いた。その結果、「志望度が上がる」と回答した人は57.3%だった。「どちらかと言えば志望度が上がる」32.3%を合わせると、89.6%の人が給与が高い企業は志望度が上がるとした。
以下の声が上がっている。
「生活水準を保つうえで給与は重要」
「給与が高い企業は、成長している企業だと感じる」
「給与も大事だが、仕事内容も重視したい」
「給与が極端に高いと、自分の能力に見合わない業務内容なのでは、と不安を感じる」
続いて、転職時に、年収アップや給与はどの程度重視するか聞いた。その結果、「最優先で重視する」は17.3%だった。なお、最も回答を集めたのは、「最優先ではないが重視する」で73.3%となった。
以下の声が寄せられている。
「給与は働く上でのモチベーションに直結する」
「自分の能力と成果に見合った報酬かどうかが重要だと考えている」
「給与だけではなく、自分に合った仕事内容であるかも見極めたい」
この調査は、24年6月17日~6月30日、20代社会人の転職サイト「Re就活」とWebメディア「20代の働き方研究所」の訪問者を対象とし、ウェブ上で行われた。有効回答数は405件。