「マイナビ転職」を運営するマイナビは2024年5月17日、正社員800人を対象に行った「育休に対する男女の意識差と実態調査(2024)」の結果を発表した。
点数が低い理由...女性は「夫の食事」がかえって負担
<育休取得のハードルになったものは? 3位「周りへの申し訳なさ」、2位「人手が足りていない」、1位は? マイナビ調査>の続きです
調査ではさらに、パートナーの育休への満足度を聞いた。満足度を100点満点で表すと、男性からみた妻の点数は平均82.7点。女性からみた夫の点数は平均58.4点となった。
調査元は、女性からみた夫の点数が高い人の理由は「『率先して育児・家事をやってくれている』『役所の手続きをやってくれた』、男性からみた妻の点数が高い理由は『しっかり育休をとれて子どもの面倒をみてくれたから』など、二人で協力して育児をできたことや育休取得期間の長さに関することがあげられた」と指摘。
一方で、点数が低い理由としては、「女性は『夫の食事まで作らねばならずかえって負担だった』『育休取得期間の短さ』などがあげられ、男性では『自分がやることが多い』や、女性と同じく『取得期間が短い』といった回答があった」と説明している。
なお、この調査は2024年3月1日~3月3日、ウェブを通じて実施した。対象は20代~40代の会社員(正社員)で、800人の有効回答を得た(内訳:育休経験者、育休未経験者で各400人)。