総務専門誌『月刊総務』を発行する月刊総務は2024年5月8日、全国の総務担当者を対象に146人から回答を得た「副業・兼業についての調査」の結果を発表した。
「副業」のメリット...最多は「収入がアップ」
調査ではまず、会社で副業が認められているか聞いた(n=146)。その結果、「制度があり認められている」は32.2%、「制度はないが黙認されている」は13.7%、「認められていない」は49.3%、「把握できていない」は4.8%だった。
つづいて、副業にはどんなメリットがあると思うか聞いた(n=146)。その結果、「収入がアップする」が78.1%で最も多かった。次いで、「人脈が広がる」が47.3%、「スキルが向上する」と「キャリア形成の幅が広がる」がいずれも43.2%と続いた。
一方、副業にはどんなデメリットがあると思うか聞いた(n=146)。その結果、「過重労働になる」が80.1%で最も多かった。次いで、「社員が副業先に転職してしまう」42.5%、「会社のノウハウや機密情報が流出する」39.7%、「社員の生産性が下がる」38.4%となった。
次のようなエピソードも寄せられているという。
・制度があるにも関わらず、申請せず勝手に行っている人がいる
・副業分の労働時間管理がなされておらず、体調不良になる従業員がいた
・休日の副業を求められたが、社内規定上副業を認めておらず断ったところ、早期に転職されてしまった
調査は2024年3月10日~18日、『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者などを対象に、ウェブアンケートでおこなった。有効回答数は146件。