LIFULL(ライフル)の運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は2024年5月8日、「複数路線が利用できる家賃の安い駅ランキング」を発表した。
複数の路線を利用できる駅は、さまざまなエリアへアクセスがしやすいため、生活利便性が向上する。さらに、トラブルで鉄道が運転見合わせになった場合でも、別の路線を使えるなどメリットも少なくない。
今回は【23区編】を取り上げる。
複数路線を利用できる家賃が安い駅は
<「複数路線を利用できる家賃が安い駅ランキング」 【東京編】家賃の安い5駅は?>もあります。
【東京23区編】複数路線を利用できる家賃が安い駅ランキング1位は「熊野前(8万円)」となった。日暮里舎人ライナーで西日暮里まで3分、日暮里まで5分の近さに位置しており、都電荒川線も利用できるという利便性のわりに家賃相場が安い駅。交通利便に加え、駅周辺には複数のスーパーや公園もある。
2位は「豊島園(8万500円)」。西武豊島線の始発駅で、池袋まで乗り換えなし15分で行くことが可能。また、都営大江戸線を利用すれば、新宿まで乗り換え無し20分で行けるなど、交通利便性の高い、コスパのよい駅。近くには都内にいながら天然温泉が楽しめる「豊島園 庭の湯」がある。
注目は、今回のランキング内では最多の5路線が利用できる、5位の「北千住(8万4000円)」と、7位の「赤羽(8万7000円)」。
北千住は大きなターミナル駅で、駅ナカや駅周辺にも商業施設や量販店、飲食店が多い。上野まで9分、東京まで20分、池袋まで22分など、都内の主要な駅への利便性も高い。
赤羽も、駅周辺には飲食店が多く、商店街も複数あるなど、下町の雰囲気が残る駅。新宿まで14分、東京まで17分、渋谷まで21分でいけるなど、交通利便性もよい。
調査元は、北千住と赤羽を「どちらのも駅も、生活利便性・交通利便性のわりに家賃相場が安い、コスパもタイパも高い駅といえそうです」と指摘している。
この調査では、対象駅として、LIFULL HOME'Sに掲載されている物件数が1000以上あり、複数路線が利用できる東京都内の駅(JR中央線とJR総武線など複数路線の重複区間は除く)とした。家賃相場は、管理費を含む月額賃料から中央値を算出。対象物件は、LIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平方メートル以上40平方メートル未満の賃貸物件。抽出期間は、2023年4月~2024年3月。