LIFULL(ライフル)の運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は2024年5月8日、「複数路線が利用できる家賃の安い駅ランキング」を発表した。
複数の路線を利用できる駅は、さまざまなエリアへアクセスがしやすいため、生活利便性が向上する。さらに、トラブルで鉄道が運転見合わせになった場合でも、別の路線を使えるなどメリットも少なくない。
今回は【東京編】を取り上げる。
複数路線を利用できる家賃が安い駅は
【東京編】複数路線を利用できる家賃が安い駅ランキング1位は「高尾(5万1000円)」となった。
JR中央線、京王高尾線のどちらでも新宿へ行くことが可能。高尾山が身近にあり、駅近くには大型ショッピングセンターもあるため、自然豊かな環境でありながら利便性もある駅。
2位は「西国分寺(6万2000円)」。新宿まで25分、吉祥寺まで15分、立川まで5分程度で行くことができる。また、武蔵野線を利用すれば、越谷レイクタウンをはじめ、大型商業施設がある新三郷など、ファミリーに人気のエリアにアクセスしやすい。家賃相場が比較的高い中央線沿線において、2路線が利用でき、家賃も抑えられる西国分寺は、「穴場の駅」といえるか。
このほか調査元によると、8位の「吉祥寺(7万8000円)」は、住みたい街として知られているが、意外にも家賃相場は抑えめという特長があるという。JR中央線を利用すれば新宿と東京に、京王井の頭線を利用すれば渋谷まで乗り換えなしでアクセスでき、交通利便性が高い。商業施設や飲食店も駅周辺に多くあり、生活利便性も高いコスパのよい駅だ。
この調査では、対象駅として、LIFULL HOME'Sに掲載されている物件数が1000以上あり、複数路線が利用できる東京都内の駅(JR中央線とJR総武線など複数路線の重複区間は除く)とした。家賃相場は、管理費を含む月額賃料から中央値を算出。対象物件は、LIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平方メートル以上40平方メートル未満の賃貸物件。抽出期間は、2023年4月~2024年3月。