転職のセンター試験「OSUMITSUKI」を展開するPortRayは2024年4月22日、「転職潜在層に関する実態調査」の結果を発表した。対象者は、IT企業または広告代理店に勤務しており、現在の職場に満足していない20~30代の社会人。
「できるだけお互いの希望がマッチしたところに転職したい」
<現在の職場に不満なのに、転職しない理由 3位「どの会社から評価されるのかわからない」、2位「他の職場で活躍できるか不安」、1位は?>の続きです。
調査で「何度もある」「数回程度ある」「一度だけある」と回答した人(n=96)に、「転職活動を検討する上で、本音として、自分がどのような企業に受け入れられるか事前に知りたいと思いますか」と質問した。すると、多い順に、「非常にそう思う」が42.7%、「ややそう思う」が37.5%となった。
そのうえで、「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人(n=77)に、「転職活動を検討する上で、本音として、自分がどのような企業に受け入れられるか事前に知りたいと思う理由を教えてください」と聞いた。
その結果は、多い順に、「効率的に転職活動ができるから」が55.8%、「事前に知ることで不安が軽減されるから」は51.9%、「自己評価を確認し、自信を持って転職活動に臨めるから」は49.4%、「現実的で達成可能な転職目標を設定できるから」は41.6%となった。
さらに、「転職活動を検討する上で、自分がどのような企業に受け入れられるか事前に知りたいと思う理由があれば自由に教えてください」という質問では、「できるだけお互いの希望がマッチしたところに転職したい」、「自分の希望と現実の乖離を知れるから」、「忙しい中で転職活動に時間を割く意味があるか判断しやすいから」などの意見が上がったという。
最後に、「今より待遇面等が良い企業に高確率で行ける可能性があると分かるなら、本格的に転職を検討したいと思いますか」と聞いた。その結果、多い順に、「非常にそう思う」は40.9%、「ややそう思う」は34.4%、「あまりそう思わない」は14.8%、「全くそう思わない」は2.5%という結果になった。
なお、この調査はIDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」を使用し、2023年12月11日~20日に行われた。IT企業または広告代理店に勤務しており、転職活動をしていないが、現在の職場に満足していない20~30代の営業・営業企画職122人を対象にした。