企業は従業員と真摯に向き合うことが大事
今回の調査結果に、調査元の学情は「『明確な評価制度』を構築していくことが『ゆるブラック』を改善する大きな近道といっていいでしょう」として、次のようにコメントを寄せている。
「成長やスキルアップを企業がサポートしていくことも、大きな投資を必要としない有効な打ち手となり得るでしょう。そのためには、企業側は求めるものを明確に提示し、アウトプットに対して、時には厳しい評価を下す必要もあります。それによって従業員は自分の不足を認識し、不足を修正する行動を取り、出来なかったことができるようになっていく過程で、自身の成長実感に繋がるのではないでしょうか。『ゆるブラック』な会社にならないために、従業員と真摯に向き合っていく企業側の覚悟が問われているのかも知れません」
なお、調査は2024年4月12日~13日、インターネットで行われた。対象は20歳~59歳の会社員。有効回答数は、スクリーニング2353サンプル、本調査300サンプル。