新小学1年生の「将来就きたい職業」 【男の子】3位「消防・レスキュー隊」、2位「警察官」、4年ぶりに首位に返り咲いた1位は?

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   化学メーカーのクラレは2024年4月3日、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象にアンケートを実施して「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査し、その結果を発表した。

【男の子】「研究者」が過去最高に並ぶ5位

   さっそくランキングを見ていこう。まずは、「男女総合」ランキングの1位は「ケーキ屋・パン屋」で12.2%、2位が「警察官」で10.1%、3位が「スポーツ選手」で8.9%、4位が「芸能人・歌手・モデル」で6.7%、5位が「消防・レスキュー隊」で6.0%という結果になった。トップ3は2023年調査から順位を維持した。

   調査元は「男女ともにポイントを伸ばした『研究者』と、女の子の人気を集めた『保育士』が今年新たにトップ10に入りました。一方で、近年人気を伸ばしてきた『ユーチューバー』は、今年は順位を落として14位でした」と指摘した。

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(クラレの作成)

   男女別に見ると、男の子の将来就きたい職業は、「スポーツ選手」が、「警察官」を抜き4年ぶりに1位となった。2位は「警察官」、3位は「消防・レスキュー隊」、4位は「運転士・運転手」、5位は「研究者」。

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(クラレの作成)

   調査元は、1位の「スポーツ選手」のうち、競技の内訳を見た場合、「昨年と同じで一番人気は『サッカー』、二番目は『野球』です。また、『バスケットボール』のポイントが前年比で倍増(2.0%→4.0%)しています。昨年沖縄で開催された世界大会で日本中が盛り上がり、子どもたちもバスケットボールに大きな魅力を感じたようです」と指摘した。

   また、「研究者」については、「『研究者』はスポーツ選手に次いでポイントを伸ばし、過去最高に並ぶ5位となりました。回答を見ると、恐竜や化石、昆虫が研究対象として過半数を占めています。図鑑や博物館、テレビの生き物番組などを通じて、『好きなものを研究したい!』という子どもらしい好奇心が育まれているようです」と指摘した。

   なお、この調査は、2024年4月に小学校に入学する子どもとその親を対象とし、同社のランドセル素材などに使用される人工皮革「クラリーノ」製ランドセルを購入した人にアンケートを実施した。

   調査期間は2023年5月~2024年2月で、インターネット回答分から有効回答を抽出した。有効回答数は子どもが4000人(男女各2000人)、その親が4000人となっている。

   子どもの調査は1999年から2024年まで通算26回目。親の調査は1992年から2024年まで通算33回目。

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