電話代行サービス「fondesk」を運営するうるるが2024年3月29日に発表した「社内の電話対応業務に関する実態調査」によると、会社での電話対応業務にストレスを感じているビジネスパーソンは75.3%に達することがわかった。
電話対応のストレス 理由は仕事が中断されるから
同社の調査によると、ビジネスパーソンが代表電話での電話応対にかけている時間は、「~10分」が47.0%、「11~20分」が16.3%、「21~30分」が14.8%に上る。
また、対応する電話のうち、会社への営業電話の割合は、「1~2割」が33.5%、「3~4割」が24.8%、「5~6割」が7.3%という結果になった。
電話対応業務に関する「ストレス」について質問すると、「ストレスを感じる」が33.3%、「どちらかといえばストレスを感じる」は42.0%で、合わせて「ストレスに感じている人」は75.3%に達するという。
「ストレスを感じる」と回答した人に、その理由について質問すると、「業務が中断されるから」が42.9%、次いで「電話の取り次ぎが面倒だから」が33.2%となった。
続いて、「仕事を進める上で、あなた自身が『会社への電話』を受けることは必要だと感じるか」質問したところ、61.6%が「必要だと感じる」と回答。年代別にみると、40代が57.0%、50代では54.0%。一方、20代では67.0%、30代は68.0%と、若手の方が必要だと感じる方が高い傾向となった。
次に、「仕事を進める上で、あなた自身が『会社への電話』を受けることは必要だと感じる」と回答した方に、理由を聞くと、「会社への電話を受けることも自身の業務だから」が40.2%を超える結果だった。
年代別にみると、「自分が電話に出ないといけない職場の空気や慣習があるから」と回答したのは、20代で41.8%、30代で42.6%と4割を超えた。
一方で「新人(若手)社員の仕事だから」と回答した20代が26.9%となっているのに対して50代では5.6%と1割にも満たないことから、年代間で捉え方にギャップがあり、若手社員が特に義務感を強くもっているようだ。
なお、この調査は、8都府県(埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県)に勤務している、直近3年間のうち会社・部署の代表番号への電話を受けたことがある20~59歳のビジネスパーソン400人を対象に調査したもの。